Analysis of HSP90-Regulated Signaling Mechanisms in Plant
Project/Area Number |
19770040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
植物生理・分子
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
YAMADA Kenji National Institute for Basic Biology, 高次細胞機構研究部門, 助教 (00360339)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,880,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | シロイヌナズナ / HSP90 / 熱ショック応答 / シャペロン / 熱ショックタンパク質 / 転写制御 / 高温耐性 / HSF |
Research Abstract |
シロイヌナズナを用い,HSP90がどのような細胞内因子と結合し,その働きを調節するかを調べるため,HSP90阻害剤を処理したシロイヌナズナの応答を解析した.その結果,植物においてHSP90は熱ショック応答を制御していることと,オーキシン応答を制御していることがわかった.HSP90はシロイヌナズナにおいて常に細胞内に蓄積している熱ショック転写制御因子,HSFA1と結合し,この結合はHSP90阻害剤により阻害された.HSP90阻害剤処理によりHSFA1が活性化された.これらのことから,HSP90は熱ショック転写制御因子と結合しその活性を負に制御していることが示唆された.一方,オーキシンで誘導されるレポーター遺伝子をもつシロイヌナズナを用い,HSP90阻害剤で,オーキシン応答が顕著に抑制されることがわかった.さらに,HSP90阻害剤で,内在性のオーキシン応答遺伝子の発現が顕著に抑制された.これらのことから,HSP90はオーキシン応答を制御することが示唆された.
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Report
(3 results)
Research Products
(17 results)