Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
植物の環境シグナル受容経路と相転移経路のシグナル伝達経路の相互関係を分子学的に明らかにすることを目的に研究を行った。極晩生イネ変異体を用いた研究から、変異体は14時間明期の長日条件下、10時間明期の短日条件下の両人工日長下では開花が認められないが、14時間明期をピークとした自然日長下では開花が認められるという新しい表現型を示すことが明らかとなった。また遺伝子発現解析から、Hd3a 遺伝子の発現が全ての条件下で認められないことも確認された。シロイヌナズナを用いた研究では、野生型に塩処理を行った場合に未処理の個体と比較して開花が早まること、開花経路で機能するGIGANTEA 遺伝子が機能欠失すると塩ストレスに感受性になることを明らかにした。以上のようにイネとシロイヌナズナにおいて、環境シグナルや環境ストレスから相転移への新しい相関関係を生理学的、分子学的に明らかにした。
All 2009 2008 2007
All Journal Article (6 results) (of which Peer Reviewed: 6 results) Presentation (32 results)
PNAS 106
Pages: 4555-4560
Plant Cell Physiology 49
Pages: 420-432
Development 135
Pages: 767-774
Plant cell Physiology 49
Science 316
Pages: 1033-1036