Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
同種骨髄移植後3ヶ月以内に生じる急性GVHDの治療には、強力な免疫抑制療法がその治療に行われるが、なかにはそれらが奏効しない場合がある。従来のようなリンパ球の増殖機構やサイトカイン産生のみに着目した研究では、その到達点に限界があると思われる。私は、細胞接着分子であるセレクチンに着目し、その免疫応答反応における役割について研究した。セレクチン欠損マウスを用いた実験で、セレクチンがT細胞の分化・成熟に影響を与えている可能性がある。また、T細胞機能に影響を与えている可能性が示唆された。