Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
ヒト肝細胞癌組織において酸化ストレスの増加にともない肝癌細胞のテロメア長が短縮し、PTEN・Aktシグナルに依存してテロメラーゼ活性の増加と細胞増殖の活性化・アポトーシス耐性の傾向があることが明らかとなった。またAktシグナルの活性化に関連して、肝細胞癌組織における酸化ストレスはVEGF、VEGF receptor2の発現増加を介した血管新生にも関与していることが明らかとなった。以上より本研究は、肝細胞癌において酸化ストレスがテロメラーゼの活性化、血管新生の増加を介して、癌病態の悪性化に寄与していることを明らかにし、肝細胞癌の新たな治療として抗酸化療法の有用性について示した点で意義があったと考える。
All 2009 2008 2007
All Journal Article (4 results) (of which Peer Reviewed: 4 results) Presentation (5 results)
Liver International (in press)
Liver International (印刷中)
Frontiers in Gastroenterology 13
Pages: 90-94
Frontiers in Gastroenterology 13(1)