脂肪合成系遺伝子発現調節における新たに発見した遺伝子の機能解析
Project/Area Number |
19790630
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Metabolomics
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
関根 理 滋賀医大, 医学部 (00402719)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,780,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 果糖 / 転写因子 / 脂質合成 / 肝臓 |
Research Abstract |
我々は果糖食による肝臓での転写因子SREBP-1cの発現亢進に関わる核内蛋白としてRNA-binding potif protein chromosome X (RBMX)を同定した。RBMXはSREBP-1cプロモーター活性を5-7倍増加させるが、イーストone-hybrid systemを用いたDNA結合能の解析では、RBMXそのものはDNA結合能を持たなかった。そこで、SREBP-1cプロモーター領域に結合し、なおかつRBMXに結合しうる蛋白をyeast one-hybrid/two-hybrid systemを用いて検索し、LOC673353を同定した。LOC673353はSREBP-lcプロモーター領域に結合する活性があり、-468番塩基の変異によりその結合活性が異なった。また、ラット肝細胞株であるFao細胞に過剰発現させたところRBMX依存的にマウスCBA系統のSREBP-lcプロモーター活性を増加させた。しかしながら、DBA系統のSREBP-lcプロモーター活性は有意に増加しなかった。一方、siRNAによる発現抑制によりRBMXのSREBP-lcプロモーターへの結合が抑制され、RBMXによるSREBP-lcプロモーター活性の活性化作用が消失した。 以上の検討から、今回新たに同定したLOC673353はSREBPlcプロモーターの-468番塩基の変異を認識して結合し、RBMXと複合体を形成してSREBPlcプロモーター活性を増加させることが明らかになった。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)