Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
11q23転座型白血病に対する、FLT3 inhibitorであるPKC412の、抗腫瘍効果とその機序について、明らかにすることを目的として解析を進めている。11q23転座型白血病株では、構成的にSTAT5、MAPK、Aktが強くリン酸化されていたが、PKC412添加後、脱リン酸化された。また、PKC412添加後、G0/G1 arrestが誘導され、さらに、アポトーシスが誘導された。アポトーシス関連遺伝子を検討したところ、FLT3変異を有する細胞株では、PKC412添加後、Bim ELが増加し、FKHRL1は脱リン酸化された。