Budget Amount *help |
¥3,780,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Research Abstract |
1.中和抗原への結合力(反応速度論的解析) 単離クローンは、VHのアミノ酸配列により14種(H0l〜H14)に分類でき、14種はすべて中和抗原gBの膜外領域組換えタンパクgB654に対して結合活性を示した(ELISA法)。そのうち7種(H02,H03,H04,H05,H08,H09,H14)について、SPR(表面プラズモン共鳴)法を利用した反応速度論的解析を行ない、いずれもgB654に対して強い結合力(K_D=9.2-0.53(nM))を示した。 2.エピトープ解析 結合力が明らかとなった7種のクローンが認識するgB654分子上のエピトープを簡便に分類するため、SPR法で任意の2抗体の競合実験を行なった。その結果、H05とH09,H05とH14の組み合わせでは互いの結合が他の結合を阻害せず、それぞれ異なるエピトープを認識していることが示唆された。全ての組み合わせによる実験の結果、7種の抗体は3グループ(a:H05,b:H09,H14,c:H02,H03.H04,H08)に分類された。 3.中和活性解析 14種のクローンはFabl価の抗体では、いずれも中和活性を示さなかった。そこで、7種のうちの3種(H05,H08,H14)について、遺伝子組換えによりIgG型抗体を作製したところ、50μg/mlで50%プラーク抑制を示す程度の中和活性を示した。現在、さらに4種(H02,H03,H04,H09)のIgG抗体を作製しており、それらの中和活性についても評価する予定である。
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