Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
我々はラット脳に対し定位的手術法を用いた線条体障害モデルを作製し、その障害の程度によって脳内ミクログリアが様々な程度に活性化することを種々の末梢性ベンゾジアゼピン受容体(PBR)製剤と小動物PETで検討してきた。PBR製剤と小動物PETによるラット活性型ミクログリア生体内画像化実験の結果、健側と比べ、障害側線条体に10~15%前後の有意な集積増加が認められた。このPBR集積増加と活性化ミクログリアの関係を基礎的に検討するために、免疫組織染色を用いた活性化ミクログリア集積の証明(同時に炎症性マクロファージの除外)、更にRT-PCRを用いた種々の炎症性サイトカイン(TNFα,IL-1β)発現(遺伝子レベルでの毒性転換のマーカー)との関係について検討を行い、ミクログリア活性度(集積程度)と炎症性サイトカイン(TNFα)で強い正の相関が得られた。
All 2008 2007
All Presentation (8 results)