Genomic and proteomic characterizations of the central nervous system tumors
Project/Area Number |
19791003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
OKAMOTO Hiroaki Saga University, 医学部, 客員研究員 (50336137)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,480,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2008: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | ゲノミクス / プロテオミクス / 脳腫瘍 / 神経膠腫 / 脳重瘍 / 神経膠種 |
Research Abstract |
私は脳腫瘍を対象とした研究で、病理学的診断をもとにそれぞれのsubtype間の網羅的な蛋白発現検索を施行し、これらの解析を更に進めることで各脳腫瘍(特に神経膠腫)および各subtype間の特徴をプロテオミクスパターンとしてデータベース化できないかと考えてきた。この"脳腫瘍ファイル"が出来上がれば、例えば病理学的には診断困難な場合、プロテオミクス解析からの病理診断を判断すると言う逆からのアプローチも可能になると思われる。また特に神経膠芽腫などに関してはまだ細かなsubtypeへの分類が必要と以前より考えられているが、この病理学的診断手法、プロテオミクス解析手法を合わせることによりその細分化も可能になると考えられる。 平成20年度は、これまでの情報の蓄積を行うことで、脳腫瘍のプロテオミクスデータベースの構築を継続した。実際の症例に対してこの構築したプロテオミクスデータベースを利用することで、病理学的診断を試みている。これらの結果を踏まえ、当研究で得たプロテオミクスパターンと病理学的診断との関連を解析している。次にゲノムマイクロアレーによるゲノミクスデータに基づいた1p,10q,19qなどのLOHの陽性群陰性群の比較検討、EGFRのamplification有無での検討、またMSPによるMGMTのメチル化の有無での検討、更には予後(生存期間、薬剤感受性)などの因子に関しても比較検討している。これらの結果により、ゲノム異常に関連すると考えられる蛋白の同定を行い、マーカーとして有用かどうか検討するのみでなく、治療標的としても対象となりうるかどうか検討した(検討症例21例)。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)