鼻粘膜のリモデリングと鼻過敏性変化に関する基礎的研究
Project/Area Number |
19791191
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中屋 宗雄 東大, 医学部附属病院, 助教 (60396736)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥3,520,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | 鼻アレルギー / マウス / 鼻過敏性 / リモデリング |
Research Abstract |
鼻アレルギーモデルマウスのリモデリングモデルを作成したが、抗原の曝露期間の増大と共に、鼻粘膜の杯細胞数の増加と粘膜上皮下の膠原線維の占める割合の増加を認めた。さらに、抗原曝露期間の長期化に伴って粘膜上皮の脱落や粘膜下血管の増加や血管の拡張を認めた。これらの結果より、鼻アレルギーモデルマウスに対して抗原の反復刺激によってリモデリングが生じることが確認できた。Penhによる鼻過敏性変化への他覚的な評価では、抗原刺激前のPenhは19日にピークであり、その後一旦低下し徐々に増加する結果であった。さらに、抗原刺激後のPenh変化は、8分間、30分間いずれも26日をピークに、その後徐々に低下した。 従って、Penhの結果からは、抗原の反復投与によって鼻腔内腔の狭小化が起きても、抗原に対する鼻過敏性は徐々に低下していることが示唆された。鼻腔では抗原の反復刺激に対して鼻過敏性への適応が生じていることが推測され、鼻過敏性への適応はおそらくリモデリングによってもたらされており、リモデリングは生体の防御反応として生じていると推測された。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)