Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
炎症性サイトカインのTNFalphaとTGFbeta1を加えることにより、MUC2遺伝子発現の亢進はみられた。しかしMUC5AC遺伝子発現については、TGFbeta1はTNFalpha刺激で誘導されるMUC5AC遺伝子発現を抑制していた。これは当初の予想と異なり、TGFbeta1はムチンの種類によってはリモデリングを抑制する方向に働く可能性を示唆していると思われた。また今回の結果からはMUC2とMUC5AC遺伝子発現に関しTGFbeta1は異なった細胞内シグナル伝導経路を用いていることも判明した。