Project/Area Number |
19791362
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional basic dentistry
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
KII Isao Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (80401561)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,450,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | ペリオスチン / 歯根膜 / 骨外膜 / コラーゲン / メカノセンシング / 細胞外マトリックス / 骨芽細胞 / 脛骨過労性骨膜炎 / シンスプリント / テネイシン-C / フィブロネクチン / メッシュワーク構造 / 心筋梗塞 / 心破裂 / 線維芽細胞 / メカニカルストレス |
Research Abstract |
本研究において、私は分泌タンパク質であるペリオスチンが、フィブロネクチンとテネイシンの二つの細胞外マトリックスタンパク質に結合し、この両者の結合を補助するスキャフォールドとして機能していることを明らかにした。このフィブロネクチンとテネイシンの結合は、高度に発達した細胞外マトリックスを構築し、立体的な細胞-細胞外マトリックスの網目状のアーキテクチャーを実現した。この網目状のアーキテクチャーの構造特性は、組織に負荷される外力を緩和する可能性を示唆していた。さらに、このペリオスチンのスキャフォールド機能の欠損は、マウスにおいて脛骨過労性骨膜炎に類似した表現型を惹起した。脛骨過労性骨膜炎は、スポーツ障害の一種であることから、ペリオスチン遺伝子欠損マウスはスポーツ障害のモデル動物としての汎用性が期待される。また、スポーツ障害は外力によって組織が破壊されることで発症することから、ペリオスチン遺伝子欠損マウスにおける発症は、ペリオスチンのスキャフォールド機能喪失による網目状アーキテクチャーの崩壊が招いたものと考えられる。
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