Budget Amount *help |
¥2,170,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
IL-1aの刺激を受ける骨芽細胞にはラット骨肉種由来の株化骨芽細胞ROS17/2.8,軟骨細胞には市販のヒト正常軟骨細胞,破骨細胞前駆細胞にはマウス株化単球/マクロファージRAW264.7細胞を用いた。 IL-1a刺激および無刺激時のconditioned medium(CM)にsoluble RANKL (sRANKL)を同量添加した培地で培養したRAW264.7細胞よりRNAを抽出し,あらかじめ作成したプライマーを用いて,炭酸脱水酵素(II型),カテプシンKおよびMMP9の遺伝子発現をリアルタイムPCR法で調べた。これらのタンパク発現はELISA法またはWestern blot法を用いて調べた。また,あらかじめsRANKLでRAW264.7細胞を5日間培養後にsRANKL存在下で異なる濃度のPGE_2で刺激し,さらに1〜3日間培養後,上述の骨吸収関連酵素の遺伝子およびタンパク発現を同様に検討した。その結果,IL-1a刺激CM群で骨吸収関連酵素タンパクの発現が上昇した。sRANKL存在下で異なる濃度のPGE_2で刺激したものにおいても骨吸収関連酵素タンパクの発現が上昇した。 関連実験として,ヒト正常軟骨細胞をIL-1β刺激後,PGE_2産生,シクロオキシゲナーゼ(COX)-1,COX-2およびPG受容体(EP1〜4)の発現も併せて検討した。なお,PGE_2産生量はELISA法,COXおよびPG受容体の遺伝子発現はリアルタイムPCR法,タンパク発現は蛍光免疫染色法で調べた。 その結果,IL-1βは軟骨細胞のPGE_2産生増加を介してEP4発現を上昇させることが明らかになった。 以上の結果から,骨芽細胞や軟骨細胞はIL-1刺激によりPGE_2産生が促進され,増加したPGE_2によって,破骨細胞前駆細胞においては骨吸収関連酵素タンパクの発現が上昇し,軟骨細胞ではEP4発現が上昇することが明らかになった
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