Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
ラットの上顎大臼歯を一側性または両側性に抜去し、学習および記憶への影響を八方向迷路と受動回避装置を用いて調べた。その結果、1日1回、10日間行った迷路実験では1日目を除いて、正解の数に大臼歯片側抜去群、両側抜去群と対照群の間で差を認めなかった。しかし、両側抜去群のエラーの数は1、2、3、4および7日目において対照群よりも有意に低値であった。受動回避行動実験では、ラットを明室に入れ暗室に移動した直後に電気刺激を与えた(訓練試行)。24時間後保持試行を行い、明室にとどまった時間を最長600秒測定したが、保持試行における反応潜時は訓練試行における反応潜時よりも長かった。保持試行における反応潜.0時は抜歯数が多くなるにしたがって短くなった。今回の研究の結果により、臼歯喪失は学習および記憶を障害することが明らかなった。
All 2009 2007
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Vol.53
Pages: 55-160