Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
歯の移動の際の歯根膜ルフィニ神経終末およびその細胞体の存在する三叉神経節におけるアクアポリン(AQP)の局在の変化および他のアクアポリンのサブタイプの発現を明らかにすることを目的に、免疫組織化学的検討を行った。免疫染色により、AQP-1の免疫反応が三叉神経節の一部の衛星細胞と中型の神経細胞に観察された。また、歯の移動刺激に対する三叉神経節と歯根膜におけるアクアポリンmRNAおよびタンパク発現量の変動を検討した。さらに、歯の移動実験の比較実験として、より強い刺激である下歯槽神経切断実験モデルを用い、三叉神経節におけるAQP-1 mRNAの変動を検討した。歯の移動、神経傷害刺激に対して、AQP-1のタンパクレベルおよびmRNAレベルの発現に著名な変動は観察されなかったことから、神経の再生過程にAQP-1が関与する可能性は非常に低いことが考えられた。
All 2008 2007
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J. Comp. Neurol 501
Pages: 400-412
J. Comp. Neurol. 501