Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
脳での発現が顕著な、ヒトPRIP-1の主な転写開始点を決定した。また転写活性化に必須、あるいは脳特異的な発現を促す領域を特定し、転写因子MAZの結合を確認した。この転写因子がPRIP-1遺伝子の脳特異的な発現制御に関わることが示唆された。PRIP-1は、GABAA受容体を介した抑制性情報伝達機構の制御に関与しており、顎運動制御に関わる三叉神経中脳路核神経におけるGABAA受容体の機能とPRIPの関わりを、咬合を通して検討した。咬合不全マウスでは、自発運動量の低下、新奇物体への興味の減少、不安感増強などの変化が認められた。咬合不全がGABAA受容体機能の変化を介して高次脳機能に影響しうること、そこにPRIPも関与していることが実験的に示唆された。
All 2008
All Journal Article (2 results)
九州矯正学会誌 4巻
Pages: 83-90
九州矯正学会誌 4