Project/Area Number |
19791693
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical nursing
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
MURAKAMI Hiroko Nagoya University, 医学部・保健学科, 助教 (00402628)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥1,940,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ターミナルケア / 小児看護 / 家族 / 認識のずれ / 終末期ケア |
Research Abstract |
子どものターミナル期を経験した家族と看護師に面接調査をすることにより、1. ターミナル期の患児・家族と看護師の認識のずれの存在の有無とその存在場面、2. ターミナル期の患児・家族と看護師の認識のずれの構造の特徴、3. ターミナル期の患児・家族と看護師の認識のずれに影響している要因を明らかにすることを目的に研究を行った。 ターミナル期の小児がん患児のケアを実施している看護師5名にインタビューを実施し、5名全員がターミナル期の子どものケア場面において、家族との間に認識のずれを経験していた。子どものケア場面における、看護師と家族の間の認識のずれは、【言葉の壁】や【難しい家族関係】、【関わるタイミング】、【看護師の要因】を原因とした【コミュニケーションの不足】による【信頼関係が不十分】な状態と、【子どもの要因】と【家族の要因】による家族役割遂行が困難な状態、【家族と看護師の差】が要因であることが示唆された。 子どものケア場面における看護師と家族の間での認識のずれを減少させるためには、家族から信頼を得られるような姿勢で関わり、積極的で時間をかけたコミュニケーションを通して看護師だけでなく医療チーム全体と子ども・家族の間の信頼関係を構築すること、子どもと家族がより満足を得られるケアを実施できるようにケアの方法を工夫することが、効果的であると考えられる。
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