| Budget Amount *help |
¥1,375,000 (Direct Cost: ¥1,240,000、Indirect Cost: ¥135,000)
Fiscal Year 2008: ¥585,000 (Direct Cost: ¥450,000、Indirect Cost: ¥135,000)
Fiscal Year 2007: ¥790,000 (Direct Cost: ¥790,000)
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| Research Abstract |
本研究の目的は,反応時間課題を用いて,(1)追従性眼球運動の法略や追従すべき指標の移動予測性が注意の移動に及ぼす影響に関する研究を行い,(2)その成果を踏まえて,追従が頻繁に生じる運転場面における注意の移動に関する研究を行うことである.
本年度は,規則的に移動する視標の追従が注意の移動に及ぼす影響に関する実験と,運転時の注意の移動に関する実験を行った.追従中の注意に関する実験では,、水平方向に往復運動する視標を追従中に,その視標の左右いずれかに提示される光点への選択反応時間を測定した.結果は,追従方向と一致する視野方向に光点が提示された場合に(例えば右追従時に右視野に光点が提示される),逆方向と比べて,反応時間が速い傾向があることを示し,追従方向の視野に注意が移動していることを示唆する.運転場面時の注意に関する研究では,ドライビングシミュレータ上での運転中に,運転者の視線位置に基づいて提示される視覚刺激への選択反応時間を測定した.結果は,右視野方向に視覚刺激が提示された場合に,左視野方向に比べて反応時間が速いことを示した.この結果は運転時において,注意が右視野方向に移動していることを示唆する.但し,眼球運動データも並行して測定したが,運転中の追従方向と反応時間に明確な関係は見られなかったことから,運転時における追従と注意の移動の関係については今後更なる検討が必要である.以上の研究及び関連研究の成果については,各種学会及び研究会において発表した.
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