Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
本研究において提案された電場勾配型イオン加速法は、飛行時間型質量分析装置のイオン加速部において、イオンの加速方向とは逆勾配の高電場を生成し、イオンの初期エネルギーおよび初期位置を強制的に揃えてやり、あるタイミングで高電圧パルスを発生させてイオンを加速することにより、高い質量分析精度を目指したものである。逆勾配の高電場をパルス的に発生させておき、加速の高電圧が印加された後、パルス的に減衰させる必要のあることが分かった。