口腔扁平上皮癌のゲノム不安定性・分子標的治療への応用の探索
Project/Area Number |
19890075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
園田 格 医科歯科大, 歯学部附属病院 (20451974)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,888,000 (Direct Cost: ¥2,510,000、Indirect Cost: ¥378,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,638,000 (Direct Cost: ¥1,260,000、Indirect Cost: ¥378,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,250,000 (Direct Cost: ¥1,250,000)
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Keywords | 口腔 / 扁平上皮癌 / 染色体 / 遺伝子 / cyclin D1 / p16 / FISH / ゲノム |
Research Abstract |
当科にて、口腔扁平上皮癌の診断の下、外科的治療施行後の患者の切除検体よりFNAを用いて癌細胞の採取を行い、染色体スライドを作成し、cyclin D1およびp16遺伝子および第11、9番染色体のセントロメアを認識するプローブを用いてFISHを行った。また、p16遺伝子に関しては、蛋白発現を免疫組織化学染色にて評価した。その結果、cyclin D1遺伝子の数的異常は約半数に認められ、異常が認められなかった患者群と比較して、無病生存率および全生存率の低下に極めて密接に関連していた。逆に、p16遺伝子欠失は約4割で認められ、異常が認められなかった患者群に比べて、無病生存率および全生存率は低かったが、統計学的有意差は認められなかった。免疫組織化学染色において、p16遺伝子の蛋白発現の低下が8割で認められた。Cyclin D1の遺伝子の数的異常が認められ、かつp16の欠失が認められたグループにおける全生存率は、cyclin D1の遺伝子数的異常もp16の欠失も認められなかったグループにおける全生存率と比較して、有意に低かった。 口腔扁平上皮癌において、cyclin D1の遺伝子の数的異常は、再発しやすい症例や予後不良例の重要な予測因子となりえるが、p16の欠失を同時に評価する事により、より効果的に早期再発や予後不良の診断予測が可能である事が分かった。この結果を、Cancer,110(10),2230-2239(2007)として報告した。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)