Project/Area Number |
19890177
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Emergency medicine
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
BABA Yasuko Yokohama City University, 医学部, 助教 (80453041)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥1,628,000 (Direct Cost: ¥1,340,000、Indirect Cost: ¥288,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,248,000 (Direct Cost: ¥960,000、Indirect Cost: ¥288,000)
Fiscal Year 2007: ¥380,000 (Direct Cost: ¥380,000)
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Keywords | 遺伝子 / ウイルス / 生体分子 / 急性肺傷害 / 遺伝子治療 / 血管内皮細胞増殖因子 / 肺傷害 / プラスミドベクター / エレクトロポレーション |
Research Abstract |
急性肺傷害の血管透過性亢進状態に関与する因子である血管内皮細胞増殖因子(VEGF ; vascular endothelial growth facor)に着目し、そのレセプターの一つであるVEGFR-2(KDR/flk-1)の細胞外の構造のみ(sflk-1;soluble form of flk-1)をコードする遺伝子をクローニング、肺内に発現させることでVEGFの作用を減弱することができる。これにより肺傷害時のVEGFの作用について検討をおこなった。マウスの肺から総RNAを抽出し、sflk-1のcDNAをサブクローニングし、発現プラスミドを作製した。エレクトロポレーションによる遺伝子導入を試みたが、肺での発現が確認できなかったためsflk-1発現アデノウイルスベクターを作製した。マウス尾静脈からベクターを静脈注射し、肺内にsflk-1発現が確認できた。 また肺傷害モデルとして盲腸結紮後腹膜炎モデル(CLP; Cecal ligation and puncture)作製を試みた。条件を試行錯誤したが、肺の透過性亢進状態が軽微であり、今回の実験には適当でないと判断した。変わって腸間膜動脈の阻血再還流による肺傷害モデルを用いて研究を続行する方針とした。
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