Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (Start-up)
安定期にあるCOPD 患者自身が身体を手入れすることができる看護援助の開発を目的とし、本研究では、その手かがりとしてCOPD 患者がどのような身体状況にあり、何を捉え、どのような取り組みを生活の中で行っているのかを明らかにしていった。その中で、患者は自分自身の身体の変化を様々な側面から捉え、試行錯誤しながら自分なりの体調の維持の仕方を見出していることが明らかになった。安定期にあるCOPD 患者がより長くその状態を維持していくための支援として、生活の中での身体の捉え方や取り組みを明らかにしながら、気がかりとして感じていることへの支援とともに、COPD 患者特有の療養に伴う日課を生活の中に組み込むことを助けていくことが必要であると考えられた。