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科学的リテラシーにおける読解リテラシーおよび表現リテラシーの育成

Research Project

Project/Area Number 19906059
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育学・教育社会学
Research Institution山梨県立甲府城西高等学校

Principal Investigator

中島 雅子  山梨県立甲府城西高等学校, 高校教諭

Project Period (FY) 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥610,000 (Direct Cost: ¥610,000)
Fiscal Year 2007: ¥610,000 (Direct Cost: ¥610,000)
Keywords科学的リテラシー / 読解リテラシー / 表現リテラシー
Research Abstract

1.研究の目的
(1)OPPA(One Paper Portfolio Assessment)を用いて、高校生における学習履歴による自己の変容の認識と読解及び表現リテラシーの関係について検討する。(2)またその際に重要な影響をもつ教師の評価観・学力感との関係について検討する。
2.調査の方法・計画
(1)一枚ポートフォリオ評価シート(OPPシート)を2種類作成し、高校生に記録させる。(2)調査結果をもとに、読解及び表現リテラシーの育成に関する考察を行い、望ましい教育評価についての検討を行う。
3.研究成果
(1)自己の変容の認識が「読解及び表現リテラシー」において重要な要素であるということがわかった。たとえば、毎時間行う「一番重要だと思ったことを書いてください」という問いは、単元の具体的な内容に関するものではなく、「一番重要だと思ったこと」という「自由試行(messing about)」であり、しかもその目的意識が明確化されていることに重要な意味を持つものと考える。つまり、教師の枠組みによる影響をあまり受けずに、生徒が持つ考えをそのまま記述に反映させることができる。これにより、生徒の素直な考えを引き出すことが可能になる。(2)教師が授業を設計し、実施していく中で、そのすべての基本となるのが、その教師の教育観である。授業の中で、OPPAにより子どもは自己の変容を認識し、自覚することにより科学的概念を獲得し、高次の学力を獲得していくことが明らかになった。OPPAは、授業終了後瞬時に教師が自分の指導内容の適否をも把握することが可能となることがわかっている。これらにより、子どもの変容を教師が感得することにより、教師も子どもも価値観(教育観)が変わっていく。これは、言い換えると、「教師が子どもに育てられている」ことになっていると考える。今までも言われてきたことであるが、今回、それが具体的に明らかになった。

Report

(1 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2007

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 科学的リテラシーの獲得に関する教師の教育観-OPPAを用いた事例を基礎として-2007

    • Author(s)
      中島 雅子・堀 哲夫
    • Journal Title

      第57回全国大会日本理科教育学会全国大会発表論文集 第5号

      Pages: 201-201

    • Related Report
      2007 Annual Research Report
  • [Journal Article] 学力をつける評価という視点2007

    • Author(s)
      中島 雅子
    • Journal Title

      内外教育 5762

      Pages: 19-19

    • Related Report
      2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2016-04-21  

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