Project/Area Number |
19906062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育学・教育社会学
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Research Institution | 群馬県立伊勢崎興陽高等学校 |
Principal Investigator |
山本 容子 群馬県立伊勢崎興陽高等学校, 教員
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥390,000 (Direct Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2007: ¥390,000 (Direct Cost: ¥390,000)
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Keywords | ディープ・エコロジー / 環境学習 / 自然との一体感 |
Research Abstract |
1研究目的 高等学校・総合学科において「ディープ・エコロジー」思想の観点を導入した環境学習プログラムの開発、試行および評価を行い、自然との共生を実感させる環境学習のあり方を探った。 2研究方法・計画 高校教育における「ディープ・エコロジー」思想を生かした環境学習プログラムの開発、試行を行った。 (1)総合学科の生活・福祉系列の生徒を中心的対象とし、「ディープ・エコロジー」思想を取り入れた、身近な自然との一体感を感じる環境学習プログラムを作成、実施した。 A:生活系列の授業(科目:児童文化)、対象:科目選択者(2年生7名) プログラム:「ネイチャーゲーム」を取り入れ、五感を使って身近な自然を直接体験するプログラム。 B:生物Iの授業、対象:科目選択者(2年生13名:福祉・経済系列の生徒中心) プログラム:季節の植物を観察し、五感を開き、自然との一体感を感じるフィールドワーク。 (2)自然環境に対する生徒の意識調査(対象:総合学科2年生4クラス約150名)を行い、分析した。 3研究成果 自然との一体感を感じることで自分自身を見つめ直す「ディープ・エコロジー」思想を導入した環境学習プログラムを実施したことにより、生徒は、"心を癒し、自然の大切さを実感し、自分を見つめ直し、幼い子どもたちに自然の楽しさ、大切さを伝えるために自然との一体感を感じる機会が日常生活の中に必要である"と実感していた。また、自然環境に対する生徒の意識調査により、自然観、環境意識・態度、行動様式、ディープ・エコロジー思想に関する生徒の意識について分析することができた。この研究を踏まえて、自然との共生を実感させる環境学習のあり方を、今後とも探って行きたい。
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