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重信川河口及び塩屋海岸における絶滅危惧海浜植物群落の保全・再生活動

Research Project

Project/Area Number 19922028
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農学・水産学
Research Institution愛媛県立伊予農業高等学校

Principal Investigator

玉井 修二  愛媛県立伊予農業高等学校, 環境開発科, 教員

Project Period (FY) 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥760,000 (Direct Cost: ¥760,000)
Fiscal Year 2007: ¥760,000 (Direct Cost: ¥760,000)
Keywords生態系 / 絶滅危惧種 / 外来種
Research Abstract

1目的
(1)植生分布と地下水位と河川水位、潮位、雨量の相関関係、海浜地形と河口域の遡上・流下流量を明らかにする。
(2)海岸の飛砂現象、土壌環境の経年変化、海浜植物の発芽率を調査し、消えた種の再生を試みる。
(3)河口域での生態系をモニタリングするため、鳥類、魚類、バッタ類の調査を行う。
(4)Webカメラを設置し、河口域の生態系をモニタリングする。
(5)清掃ボランティア活動や啓発活動を展開し、環境整備活動を行う。
2 方法と成果
(1)電子平板を用いて、海浜植物、外来種、内陸性植物を調査し、成果はCDに収録して教材化し、周辺の教育機関に啓発ポスターと共に配布し外部評価を行った。また、本校のホームページからも閲覧できるようにした。連続干天期間中と出水時については、実測された過去の地下水位、河川水位、潮位、雨量データを抽出し分析した結果、4者が密接に連動している事がわかった。さらに、GPS機器とドップラー式多層流速計を利用し海浜地形を計測し、標高差分を求める事によって経年変化が明らかになった。このシステムを利用し、河口域での海水の遡上・流下流量や河川の自己流量が求められた。
(2)考案した飛砂回収装置を海岸全域に設置し、飛砂現象の時期、含水比、粒径と、後浜土壌のpH、EC、pF値、温度の経年変化を調べた。また、発芽率調査から飛砂を巧みに利用した繁殖戦術をもつ種があった。また、この海岸で消えた6種のうち4種が再生できた。
(3)生態系調査から、シギやチドリの減少、カワウとカラスの増加、ブルーギル捕獲による外来種の繁殖、ヤマトマダラバッタの絶滅など生態系の異変が確認された。
(4)Webカメラを設置し、遠隔操作で河口域の生態系がモニタリングできるシステムを構築した。
(5)海岸清掃ボランティアを毎月実施し、環境整備活動を展開すると共に、大型啓発看板を海岸に設置した。これらの研究成果は博物館で展示し、発表会や講演会で公表した。

Report

(1 results)
  • 2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2016-04-21  

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