Project/Area Number |
19925003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
医学Ⅲ(臨床医学)
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
今井 充 Asahikawa Medical College, 整形外科学, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥760,000 (Direct Cost: ¥760,000)
Fiscal Year 2007: ¥760,000 (Direct Cost: ¥760,000)
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Keywords | 脊椎脊髄手術後神経合併症の予防策 / 脊髄機能モニタリング / 自動アラームシステム |
Research Abstract |
[研究目的]:高度の脊柱変形手術および脊髄手術後の神経合併症を未然に防ぐため、手術中に脊髄を電気的に刺激して得られる脊髄誘発電位の変化を専従者に代わって自動的にモニターする「自動脊髄機能モニタリングシステム」の基本部分を完成させ(1986年)、現在まで活用してきた。その間、開発当初の機能に各種の改良を加え、音声出力機能、手術部位の自動ビデオ録画機能、などを追加してきた。本研究の目的は、更に(1)脊髄誘発電位とバイタルサイン(脈拍・呼吸・血圧・体温等)を同時記録することにより、生体情報を総合的に解析し、より安全な脊椎・脊髄手術が行える「脊髄機能総合監視自動アラームシステム」を開発すること、(2)多機能な本システムを使用していく上で、操作者にその「使い方(Help)」をアニメーションで提示する機能を追加することである。 [研究方法]:システム全体の開発用ソフトウエアは、Visual StudioとLabVIEW(更新),Measurement Studioであり、システム内すべての機器を制御するソフトウエアプログラミングに使用した(バイタルサイン記録を含む)。手術場内で使用したハードウエアは、筋電計(Medtronic Keypoint),DAQ(Data AcQui-sition)unit(National Instruments社製PCMCIA 6062E),高電圧電気刺激装置(Digitimer社製,マルチパルスD185),デジタルハイビジョンカメラ(SONY HDR-HC3),V-boxと全体を制御するノートパソコンであった。本システムの操作者に対するヘルプとして、一般的な紙媒体のマニュアルに加えて、動画(MS, PowerPointのアニメーション機能使用)ヘルプを作成した。 [研究成果]:生体監視装置で扱うバイタルサインデータがDAQユニットでA/D変換可能なアナログ信号であることを確認し、Measurement StudioによりPCへの入力プログラムを作成した。また、バイタルサインと脊髄誘発電位のPC上での表示方法の検討・開発を行った。操作者へのヘルプ内容は、脊髄誘発電位と脊髄機能の関係、電極の接続法、刺激・記録条件設定、アラームの形態、トラブルへの対処法、自動モニタリングタイミングチャート、具体例であり、動画(アニメーション、音声)を多用し、SONY PSPのディスプレイ上で再生させ、わかりやすいヘルプ機能を実現できた。
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Report
(1 results)
Research Products
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