Project/Area Number |
19F19002
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 02050:Literature in general-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
沼野 充義 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 名誉教授 (40180690)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KOWALCZYK BEATA 東京大学, 人文社会系研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2019: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 日本の作家 / 作家のキャリア構築 / 文学社会学 / 文芸出版 / 文芸誌 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、現代日本の作家たちがどのようにキャリアを構築しているか、文学社会学的な見地から明らかにする。調査・分析は、個人的および社会的制度の側面から並行して行う。基本的な方法は、面談などのフィールド調査と、その結果得られた資料の分析という手順となる。個人的な側面については様々なジャンルの現代日本作家との面談を通じて、社会的制度の側面については編集者、出版者、批評家などへのインタビュー取材を通じて調査する。面談の録音は文字データ化し、得られた資料をデータ分析ソフトを用いて分析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、現代日本における作家のキャリア構築、つまり職業的な作家がどのように生み出され、社会的に認知されるのかについて、文学社会学的な観点から包括的にアプローチしたものである。具体的な研究実績は以下の3つの分野にわたる。 (1)文学社会学の方法の探求と実践。共同研究者Kowalczyk氏はフランスおよびポーランドにおける日本人音楽家のキャリア構築に関する研究で博士号(ソルボンヌ・ワルシャワ両大学共同学位)を取得しており、芸術社会学に関する欧米の先行研究に通じている。受入研究者沼野は日本における文学社会学的アプローチについて助言しながら、文学社会学的調査を日本において行うための理論的整備を行った。 (2)本研究の核となるのは、日本において作家および制度的に文学産業を支えている文芸編集者・文芸出版関係者とのインタビューである。日本の文芸界における沼野のネットワークを充分に活用して作家・編集者を選定・紹介し、Kowalczyk氏が長時間にわたるインタビュー(一人当たり2~3時間程度)をすべて日本語で行い録音した。インタビューの対象となったのは、作家では現代日本を代表するといっていい。30代から50代の若手・中堅17名、また文学産業の制度に関わる分野では、大手文芸出版社・文芸誌の編集者、大手新聞社の文芸記者、文芸家協会事務局長など、計10名に上る。 (3)上記のインタビューを主たる調査素材として、定性的・定量的に分析し、論文・研究書にまとめるのが最後の段階となる。まずインタビューをテクスト化したうえで、質的分析を量的分析と合わせて行うことができるデータ分析ソフトMAXQDAを用いて、分析を行った。分析作業はまだ継続中だが、欧米と異なる日本の作家のキャリア構築についてすでに興味深い分析結果が出ていることが分かる。この研究成果については近く英語で単行本研究書として出版する準備を進めている。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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