Project/Area Number |
19F19368
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 28030:Nanomaterials-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
北浦 良 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (50394903)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
CANTON VITORIA RUBEN 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2019-11-08 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2021: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 二次元結晶 / 有機無機ハイブリッド / 機能化 |
Outline of Research at the Start |
原子層物質は多数の欠陥を含んでおり、それがさまざまな可能性の開拓を阻んでいる。本研究では、マイルドな溶液反応を用いて欠陥を修復する方法を開発し、原子層本来の特性を引き出すことを試みる。これによって、典型的には量子収率が1 %程度である原子層の発光効率を100 %近くにまで引き上げるとともに、理想的な電子移動度を示す試料を実現し、原子層の新たな物性観測および応用展開への礎を築くことを試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
原子層の欠陥修復を念頭に、さまざまな有機官能基を化学気相成長法を用いて成長した原子層半導体の単結晶に対して行った。前年度までにその有効性を明らかとしていたチオール基をもつ分子による修飾を種々の原子層に適用した試料について、極低温での分光実験をすすめたところ、修飾した分子と原子層の間で電子と正孔が分離した新たな励起状態に由来する発光ピークを観測することに成功した。励起状態の寿命は、通常の層内の励起子に比べて一桁程度長く、また原子層のバンド構造と分子軌道のアラインメントを反映して、複数種の発光ピークが存在することが明らかとなった。さらに、修飾にともなって、光電変換の応答性が改善されるなど、当初予期していなかっことを見出すことにも成功した。また、前年度てがけていたウイルスセンサーを、コロナウイルスの抗原に対して適用し、fg/mlオーダーの感度で検出可能であることも見出した。上記した成果についてはすでに原稿を完成し、論文に投稿する準備が整ったところである。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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