Project/Area Number |
19F19733
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 33020:Synthetic organic chemistry-related
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
山田 陽一 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, チームリーダー (50317723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BUKHANKO VALERII 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2019-07-24 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 光触媒 / 有機変換反応 / イリジウム触媒 / トリフルオロメチル / 高分子触媒 |
Outline of Research at the Start |
後期遷移金属錯体に基づく高効率で安価な不均一光触媒を開発します。 触媒の簡便なる回収、容易なる再利用、触媒金属の生成物の汚染を防ぐなど、多くの点で均一光触媒反応に優れた触媒を開発します。光化学、特にルテニウム‐ポリピリジル錯体の光化学における研究分担者の経験は、プロジェクト計画を実行する際の重要な背景です。また、有機合成化学や量子化学の理論にも精通しています。研究代表者は金属錯体に基づく不均一触媒系の設計の専門家である。これは明らかに、提案された研究計画を実現する上で重要な助けとなります。
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Outline of Annual Research Achievements |
後期遷移金属錯体(イリジウム、ルテニウム錯体)の光触媒による有機変換反応の開発は、既存触媒系では進行困難な反応系を効率的に進行させる可能性があるため、有機合成化学上重要なものである。今年度は以下の2つのタイプの反応を検討した。 今回、後期遷移金属錯体(イリジウム、ルテニウム錯体)の光触媒を各種合成した。N ‐ヘテロアレーンのトリフルオロメチル化の検討を行った。その結果、イリジウム錯体触媒を用いたときに反応が進行し効率的に生成物を得ることができた。様々な基質に適用し、中程度から高収率で生成物を得ることが可能となった。NMRなど各種生成物スペクトルのデータコレクションを行った。また本反応にてカルボキシル基の導入が可能であることが示された。各種アミノ酸類縁体への変換が可能であることも見出された。令和3年度の課題修了時にデータがまとめられるように検討を行う予定である。 また、後期遷移金属錯体(イリジウム、ルテニウム錯体)の光触媒と高分子ニッケル触媒の複合触媒による反応検討を行った。これはニッケル触媒の還元的脱離が律速であるカップリング反応において光触媒による律速段階の迅速化を期待したものである。ハロゲン化アリールとアミン類とのカップリング反応を検討した所、所望の反応が進行し、対応する生成物を得ることができた。塩基、溶媒、後期遷移金属錯体光触媒ならびに高分子ニッケル触媒の各種パラメターを精査することにより、塩化アリールを基質とした反応も併せて進行することを見出し、対応する生成物が得られることが判った。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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