スマートフォンを使用しながら授業を受けることが学習者に与える影響
Project/Area Number |
19H00060
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1170:Education, sociology of education-related
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Research Institution | 東京都立瑞穂農芸高等学校 |
Principal Investigator |
Usuki Kiminori 東京都立瑞穂農芸高等学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2019: ¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
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Keywords | スマートフォン / BYOD / 理科教育 / 高等学校 / 主体的・対話的で深い学び / Web情報検索 / 学習者の意識 / 学習者の考え |
Outline of Final Research Achievements |
本研究では、スマートフォンの利用が学習者に与える影響について検証することを目的に、理科の授業において、質問紙法及び観察法による調査を行った。 主な結果として、高校生を対象にした理科の授業において「Webページ」、「ゲーム型授業応答システム」、「コメント送信機能」等の活用により、学習者の意識にポジティブな感情が生じたことや効果的に「主体的・対話的で深い学び」が確認された。 また、大学生を対象にした講義において、スマートフォンを使用したグループが「直接的」、使用しなかったグループが「間接的」に生態系を保全しようとする傾向がみられる等の学習者の考えに影響を与えることも分かった。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
総務省(2022)は、令和3年8月末の情報通信サービスの利用状況等について調査した結果、個人のインターネット利用機器は、引き続きスマートフォンがパソコンを上回り、20~49歳の各年齢階層で約9割が利用していることを報告した。近年、個人の所有するスマートフォンを業務や授業等で活用するBYOD(Bring Your Own Device)が普及している。例えば、東京都教育委員会(2020)は、BYODの研究事業成果報告書を公表した。しかし、スマートフォンを授業で活用する場面は、様々な科目や学習形態が数多く想定されるため、授業実践の結果を分析して、教育的な知見を得ることは重要なことだと考える。
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Report
(2 results)
Research Products
(27 results)