Project/Area Number |
19H00164
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1200:Educational technology-related
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Research Institution | Gunma National College of Technology |
Principal Investigator |
OKAMOTO Kunio 群馬工業高等専門学校, 技術専門職員
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Research Collaborator |
金子 忠夫
矢口 久雄
須永 修司
浅見 博
黒澤 拓未
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Project Period (FY) |
2019
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2019: ¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
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Keywords | ICT / 同時多軸加工 / NC工作機械 / 機械シミュレーションソフト / CAD/CAM / 機械シミュレーション / 同時多軸NC加工 / グループウェア |
Outline of Final Research Achievements |
本研究では、NC加工機械シミュレーションソフト「VERICUT」を活用した同時多軸NC加工教育プログラムを高専生向けに開発し、その教育効果を検証した。多軸加工時の動作や進入時のアプローチ方法、切削パターン、機械干渉に伴う工具突出量、ホルダー選定などの同時多軸加工に必要とされるスキルの多くをPC画面上で教育できる利点は大きく、多軸加工の動作理解やCAM操作、プログラム学習に関する学生の高い達成度から本研究の取り組みによる優れた学習効果が認められた。その一方で、指導者が学生指導で活用できる加工条件やノウハウなどの知識を体系化したデータベース構築の試みでは、実機械の活用や有益な情報提供が今後の課題として見えてきた。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
高専のNC機械加工教育では低学年の実習にてX・Y・Zの3軸加工を行うのが主流である。しかし、多軸機能を有するNC加工機械の普及とともに実際の製造現場では複雑形状の加工需要が高まり、インペラの加工方法などに代表される同時NC多軸加工に対応したスキルが現場の技術者には求めるようになっている。このような背景のもと、本研究のICTを活用した同時多軸加工教育にて得られた成果の社会的意義は大きい。また、研究代表者の所属する高専では本研究成果をもとにした同時多軸加工をテーマとする研究も展開されるようになっており、これらの研究高度化にともなう学術的意義も含めた発展性のある成果が得られたと考えられる。
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