Project/Area Number |
19H00267
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
2160:Civil engineering, architecture, building engineering, aerospace engineering, marine and maritime engineering, social systems engineering, safety engineering, disaster prevention engineering, and related fields
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
CHIBA HISASHI 岩手大学, 理工学系技術部, 技術専門員
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2019: ¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
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Keywords | 防災 / 減災 / 防災ラジオ / 地震 / 豪雨 / 台風 / 避難 / 自然災害 / 緊急告知防災ラジオ / LoRa / Jアラート |
Outline of Final Research Achievements |
日本では台風やゲリラ豪雨など多くの自然災害が発生している。最近では災害に強いラジオや無線の機能が見直され、コミュニティラジオ局と自治体が連携し、Jアラート(緊急地震速報等)や避難情報等の発表と同時に自動起動する緊急告知防災ラジオが多くの市町村で活用されている。しかし、防災ラジオはその周辺にいないと音が聞こえず災害情報の伝達手段としては限定的であるという課題もあった。我々は「防災」という社会全体の課題に目を向け、長距離無線伝送を可能とする「LoRa」と呼ばれるIT無線機器と防災ラジオの機能を融合した新たなシステムを考案した。本研究は多くの人に素早く緊急情報を伝達する手段を提案するものである。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
政府では防災・減災への取り組みとして国土強靭化を推進しているが、この柱の一つとして「避難行動に必要な情報等の確保」が挙げられている。その中でも情報伝達能力に優れた防災ラジオが注目されている。また総務省では各市町村において、災害時に住民等へ確実に情報を伝達することを目的に防災ラジオや防災行政無線など複数の情報伝達手段の整備を進めている。本システムは既存の防災ラジオや防災行政無線の機能を拡張するものであり、すでに配備を完了している団体においては情報伝達インフラをそのまま活用し利用できる。「防災・減災」という社会全体がもつ課題に対し、新たな防災機器を開発することで社会へと還元する意義は大きい。
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