新型超音波水流ブラシの開発とその有用性の検証(第二報)
Project/Area Number |
19H00460
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3230:Oral science and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
SASAKI Tamano 東京大学医学部附属病院, 歯科衛生士
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Research Collaborator |
北森 武彦 東京大学, 工学部
中尾 政之 東京大学, 工学部
小笠原 徹 東京大学, 医学部
萩尾 正巳 東京大学, 工学部
山岡 成光 東京大学, 工学部
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Project Period (FY) |
2019
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2019: ¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
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Keywords | 口腔ケア / 開口障害 / 新型超音波水流ブラシ |
Outline of Final Research Achievements |
本研究では進行性骨化性線維異形成症(FOP)の進行で開口障害が生じた患者の歯面裏側の清掃に有効なメソッドの樹立を目指し、新型超音波水流ブラシの開発を行い、その有用性を検討することを目的とした。先ず、市販の超音波水流ブラシの評価を行った。その結果、歯垢を十分に除去することができなかった。そこで、東大工学部との共同研究で、確実な歯垢除去を可能にする超音波水流およびカメラ内蔵の形状記憶ノズルの研究を進めた。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
FOPでの開口障害は、外傷、感染、歯科治療の際の無理な開口等が発端となり発症する。齲蝕や歯周病の大きな原因となる歯垢は含嗽では十分に除去できず、歯磨きが重要となる。しかし、開口障害がある場合、一般的な口腔清掃器具では十分な清掃が行えないにも関わらず、有効な清掃用具がほとんどなく、現状では盲目的に口腔清掃用具が用いられ100%の齲蝕予防処置を施すことが困難であるのみならず、定期検診時に歯面裏側の視覚的診査を行うことが不可能に等しい。本研究では、上記の3つの着眼点において独創的であり、結果として歯面裏側の主選択清掃用具として活用でき、患者のQOLの向上に重要な役割を果たすことが期待される。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)