Project/Area Number |
19H00504
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
4110:Information science, computer engineering, human informaticsand, applied informatics related fields
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
KUDO Mao 筑波大学附属大塚特別支援学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2019
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2019: ¥540,000 (Direct Cost: ¥540,000)
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Keywords | 書体 / 知的障害 / 自閉スペクトラム症 / 太さ / わかりやすさ / 読みやすさ |
Outline of Final Research Achievements |
近年、スマートフォンやタブレットPCの利用増加、教科書の電子化から、ディスプレイ上でわかりやすい書体の必要性が高まり、ユーザビリティ評価の対象が広まっている。知的障害者においては、飛ばし読み、単語・文章の誤認識が見られることが多く、書体のわかりやすさは重要である。本研究では、知的障害者と自閉スペクトラム症(以下, ASD)を重複する人を対象に書体の「わかりやすさ」について印象評価を行い、比較した。結果、知的障害と、知的障害にASDを重複するグループとでは、わかりやすいと思う書体に差があった。また、書体の太さは、「わかりやすさ」の要因になりうることが示唆された。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究成果では、知的障害を有する人と、知的障害にASDを重複する人とでは、「わかりやすい」と思う書体に差があることが明らかとなった。知的障害やASDに関する書体のわかりやすさに関する研究は報告が少なく、かつ両グループには差があることが明らかになったことから、学術的意義があると言える。本研究成果を踏まえ、各障害のある人がわかりやすい書体で、情報を提示することで、情報を受け入れられやすくなることが期待できる。教育現場だけではなく、空港、駅、バス停等の公共空間や医療・商業施設等でも応用が可能である。
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