Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究では、S体とR体のキラル分子が分子レベルでどのように空間分布しているかを可視化・分離する技術の開発を目的とする。そのために柱型環状分子ピラーアレーンを利用する。ピラーアレーンは、キラル空間を有しているため、S体とR体のキラル分子を見分けることが可能である。また高分解能で3次元空間分布イメージングが可能な3次元走査型原子間力顕微鏡を用いる。本研究ではAFM探針にキラル空間を有するピラーアレーンを導入し、基板表面の観察対象のキラル分子・高分子との間に働く力を3次元空間に描写する。これにより、S体とR体が分子レベルでどのように空間分布しているかを可視化することが可能になる。