小学校教員の英語発話能力向上を支援する:地域の枠を越えたブレンド型研修の試み
Project/Area Number |
19H01289
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
折井 麻美子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30334585)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大賀 京子 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40343016)
肥田 和樹 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (20906698)
和氣 一成 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (10614969)
オオガボールドウィン クィント 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20536304)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥11,180,000 (Direct Cost: ¥8,600,000、Indirect Cost: ¥2,580,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 教員研修 / 小学校 / 外国語 / ブレンド型 / 小学校外国語 / ICT / 発話 / やり取り / やり取り指導 / ハイフレックス / オンデマンド配信講義 / 発話指導 / やりとり / 発音 / 教室英語 / ICT併用型 / 教科化 / 評価 / 小学校英語 / スピーキング / 会話 / 指導力向上 / e-learning / 発音ソフト / 英語教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、地域の枠を越えて、国内各地の小学校教員の英語発話能力と指導スキル向上を、ICTと対面講習を併用した「ブレンド型研修」で支援してその効果を検証する。初年度は、研修ウェブサイトを構築し、2年目は、ICT研修とブレンド型研修を実施(発音ソフトは両方で使用)して効果を比較する。3年目は、都内教員対象、4年目・5年目は、各地の小学校教員対象に研修を実施し効果的な音声研修のあり方を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、小学校教員の英語発話能力と指導スキル向上を、ICTと対面講習を併用した「ブレンド型研修」で支援し、その効果を検証することである。本研究では、オンデマンド配信講義の構築と、対面研修を組み合わせたハイブリッド型の研修システムの構築を目指すことにある。また、対面研修の会場からリアルタイム配信を行い、自宅や勤務校でも研修を受講可能なハイフレックス型の研修を構築し、研修を実践してその効果を検証することを目ざすものであった。 しかし、2019年3月からのコロナ禍により、大幅に研究の予定が遅れた状態が続いていた。録画が遅れていた優れた実践例について、2023年度上半期に最終的な録画を実施し、研修動画の中に組み込むことができた。 2023年度下半期には、数回のハイフレックス形式の教員研修を3回実施することができた。しかし、対面に参加した教員は、アンケートの結果から推測するに、すでに十分な指導スキルと英語力を持った教員であった。本来のターゲットであった指導力不足の教員については、参加しない傾向が強く、研修の目的と実際の参加者の間にミスマッチが明らかとなった。また、リアルタイム配信で参加した教員は受動的な参加の仕方を好み、グループワークに参加しない傾向があった。このことから、ハイフレックス型の研修においては、リアルタイム配信で受講する教員には、耳学問としての役割しか果たせず、実践的な指導力向上には寄与していない可能性が高いと結論づけるしかない。 このように、本年度は本来の目的であったハイフレックスでの研修を実施できたものの、対面であれリアルタイム配信であれ、指導力不足の教員を集めることが難しく、悉皆研修でない場合には、実際の支援が難しいという結論に至った。このようなことを踏まえ、今後は、集合研修ではなく、学校の実態に応じた校内研修や個別支援に方向転換が必要であると考える。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(5 results)
Research Products
(8 results)