Project/Area Number |
19H01378
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04010:Geography-related
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Research Institution | Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology |
Principal Investigator |
森 修一 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(大気海洋相互作用研究センター), 調査役 (00344309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伍 培明 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(大気海洋相互作用研究センター), 主任研究員(シニア) (00360751)
相馬 一義 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (40452320)
勝俣 昌己 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(大気海洋相互作用研究センター), グループリーダー代理 (50359147)
濱田 純一 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 客員准教授 (50359212)
荻野 慎也 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(大気海洋相互作用研究センター), 主任研究員 (80324937)
藤田 実季子 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(大気海洋相互作用研究プログラム), 副主任研究員 (50426293)
金森 大成 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 研究員 (50422803)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2021: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2019: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
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Keywords | 沿岸水循環 / 沿岸豪雨帯 / 対流日変化 / インドネシア海大陸気候 / 熱帯気象学 / 熱帯気候学 / 大気海洋相互作用 / 海大陸気候 / モンスーン気候 / CENS / 海陸風循環 / ジャカルタ豪雨 / 沿岸水循環システム / 対流季節内変動 / モンスーンコールドサージ / 沿岸降水 / 豪雨災害 |
Outline of Research at the Start |
地球水循環システムの中で,海岸線に挟まれた熱帯「海陸境界帯」は大気中の水蒸気を絞り出す「脱水機」として働いている.特に赤道上の大小島嶼で構成され複雑長大な海岸線を持つインドネシア海大陸沿岸域では,極めて効率的に「脱水」される結果,沿岸豪雨帯を形成し災害を引き起こしてきた.本研究では,ジャワ海沿岸にある首都ジャカルタを対象として,脱水機の重要構成要素である沿岸上の水蒸気や降水雲の短時間変動を捉えるための稠密観測網を構築すると共に,大規模ビル群や人工排熱など解像可能な稠密沿岸都市気候モデル開発により,「沿岸水循環過程」を定量評価すると共に,沿岸豪雨を引き起こす「脱水機」の動作メカニズムを解明する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終年度であったが,コロナ禍により本研究課題の中核をなす現地研究活動が2年間以上にわたって大幅に制限されたため,主要な連続観測や新規設置の多くを断念せざるを得なかったものの,当初計画を一部修正することにより実施した. その一方で,初(2019)年度から実施してきた①「歴史的気象資料による沿岸都市気候解明」および②「沿岸稠密観測網構築,連続観測データ取得」については,本研究グループによるレーダー観測既存データも用いた解析結果から,ジャカルタ拡大首都圏(北部沿岸域に~南部山岳域)おける豪雨(極端降水)発生に係る気候学的特徴については,すでにBRIN若手研究者の主著による国際共著論文3本が2022年に発表されている,また,③「モデル・観測統合による沿岸水循環系解明」についてもは研究分担者(相馬)を中心としてジャカルタ沿岸域や東南アジア類似地域におけるモデル改良が継続されており,2023年度に5件の国際/国内学会発表が行われた. 以上のように,本研究課題(英文名:Jakarta Heavy precipitation Experiment(JaHE))はコロナ禍による約2年間の実質的な研究中断により大きく遅れ,かつ縮小した内容で終了せざるを得なくなった.その一方で,この間に立ち上がったAsiaPEX(Asian Precipitation Experiment,WMO(世界気象間)/WCRP(世界気候研究計画)の中核プログラムであるGEWEX(全球エネルギー水循環プロジェクト)により承認されたがRHP(地域水文気象学研究プロジェクト)の1つ)の1つとして,JaHEはインドネシア国内で広く認知されていることから,本研究課題参加メンバーはもちろんのこと,若手インドネシア人研究者を中心とした国際共著論文など,本研究課題を礎とした成果が今後さらに出てくるものと期待している.
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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