Historical Study on the formation, growth and cancellation of international joint ventures in Japan
Project/Area Number |
19H01525
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
山口 隆英 兵庫県立大学, 国際商経学部, 教授 (90272096)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 多国籍企業 / 合弁事業 / 提携 / 知識 / 組織間関係 / 国際合弁 / 市場開拓 / 経営資源 / 合弁の寿命 / 国際マーケティング / エスニック食品 / ビジネスモデルの輸入 / ローカルナレッジ / グローバルナレッジ / 民族性 / 食品市場 / 市場の文化特性 / 国際合弁事業 / 企業間関係 / 外資系企業 / 歴史的アプローチ |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、国際的提携の成立から解消までの様々な変化を、進出企業・受入企業・事業体の3社間関係から明らかにすることである。 日本に進出してきた外資系企業のケースを取り上げて、その日本市場での市場開拓において、どのように日本企業との関係が変化したことを明らかにしていく。企業間関係に注目することにより、ある種のバランスの上に成り立っている国際的な合弁事業が日本での事業の大きな推進力になったり、機能不全に陥ったりする現象の本質を明らかにしていく。
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Outline of Annual Research Achievements |
分析の視点として文献研究をしていた国際マーケティング分野の研究について、1つの副次的な成果があった。食品のマーケティングについての視点をまとめる過程で、エスニック食品のマーケティングについて、一定の研究の法則があることがわかり、それを「エスニックな食品の国際化についての考察」として『商経学叢』(近畿大学)第68巻第1号に発表した。食品は、進出国の文化に沿って形成され、進出先国の文化が食品の受け入れに大きな影響を及ぼしている。この部分についての考えを要約できた。しかし、アイスクリーム産業のの分析枠組みとして十分なものではなく、アイスクリーム産業を含めた分析の枠組みに向けた進化が必要であることが分かった。 アイスクリーム産業に加えて、ファーストフード産業についての資料収集を行った。特に、マクドナルド社と藤田商店との合弁事業に関連して、藤田田に関する資料の収集を行った。合弁事業をビジネスモデルの輸入と考えた場合、藤田は多くのビジネスモデルの輸入に成功した。特に、アメリカマクドナルド社からのハンバーガービジネスの輸入は、日本でのハンバーガー市場だけでなく、ファーストフードというより大きな市場カテゴリを生み出した。合弁事業という枠組みが、ビジネスを輸入するベースになったといえる。この資料収集を通じて、ビジネスモデルの由修という新たな研究の視点を発見した。 研究成果の公表という点では、論文1本の公表にとどまった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
一次資料の収集が遅れ、ケース作成方法の変更を試みたが、十分な成果が得られなかった。研究の本流部分ではなく、副産物として気づきを論文化したが、そのこともあり本流部分での研究に遅れが出た。
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Strategy for Future Research Activity |
本流部分では、ケース作成が引き続き遅れた。一次資料の活用というスタンスからの脱却が十分にできなかった。マルチケースにして、シングルケースでの研究以上に、理論分析に重点を置き替えることで研究の進展を図りたい。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)