Project/Area Number |
19H01626
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
谷口 京子 広島大学, 人間社会科学研究科(国), 准教授 (10773012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 耕二 宮崎国際大学, 教育学部, 教授 (30736343)
光永 悠彦 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (70742295)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2019: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | テスト理論 / テスト開発 / 学力測定 / 学力の伸び / 開発途上国 / 学力 / カリキュラム到達度 / 古典的テスト理論 / 項目反応理論 / サブ・サハラアフリカ |
Outline of Research at the Start |
開発途上国における児童の基礎学力の向上のために、テスト問題を開発し、学力を継続的に測定する。例として、サブサハラ・アフリカ地域に位置するガーナ、エチオピア、マラウイを研究対象国とする。研究期間は4年間とし、1年目は、各国の国家カリキュラムから共通カリキュラムを作成し、テスト問題項目を作成する。作成したテスト問題を実際に現地で試す予備調査を行い、結果を分析する。2、3年目は、1年目に作成したテスト問題の結果から、問題項目を修正し、ガーナ、エチオピア、マラウイで本調査を実施する。4年目は、学力の伸びを測定するために、一部変更したテスト問題を作成し、再び、ガーナ、エチオピア、マラウイで実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は以下について実施した。 (1) 共通カリキュラムに従って、各国の教科書やテストを参考に、継続的な学力測定を考慮し、英語の問題項目97個、算数の問題項目110個の項目バンクを構築した。 (2) 作成した問題項目からテストに使用する問題項目を選択し、2つのテスト版を作成した。テストAは学力が低い国、テストBは学力が高い国が対象となるように問題項目を選択した。これまでの国際学力調査から、マラウイとウガンダは学力が比較的低い、ガーナは学力が比較的高いと予想した。そのため、テストを2種類作成した。テストAは、易しいから中間くらいの問題項目で構成し、マラウイとウガンダで実施することにした。テストBは、易しいから難易度が高い問題項目で作成し、ガーナで実施することとした。テスト2種類を比較可能にするために、テストAとテストBには、英語の問題項目20個、算数の問題項目18個の共通項目を設けた。使用した問題項目数は、テストAとテストBを合わせて、英語が60個、算数が62個であった。テストは、各教科各40項目で作成した。時間は90分であった。 (3) 児童、教員、校長の属性や授業に関する情報を得るために質問紙を作成した。 (4) マラウイにおいて、5年生と6年生にテストAと質問紙、教員と校長に質問紙、ガーナにおいて、5年生と6年生にテストBと質問紙、教員と校長に質問紙を実施した。調査は、マラウイは10~11月に、ガーナにおいて1~2月に実施した。 (5) 収集したデータを入力し、クリーニングを行い、古典的テスト理論と項目反応理論を用いて、データを分析した。まず、全体的な正答率を算出し、トレースライン分析を用いて、能力による問題項目の正答率について分析した。次に、問題項目の困難度や識別力を算出した。そして、能力分布を作成し、学年別、国別で比較した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルスの蔓延によって、マラウイやガーナでの現地調査が難しい状態であったが、現地の協力者などによりデータを収集することができた。しかし、もう1ヶ国のデータ収集が現地困難な状況により本年度中にできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の方針は以下である。 (1) もう1ヶ国でデータを収集する。 (2) 収集したデータの分析を更に進め、修正する問題項目がないかどうかを確認する。 (3) 3ヶ国のデータを分析する。 (4) 2回目のデータ収集に向けて、テスト版を準備する。 (5) 2回目のデータ収集を実施する。
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