Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
平板に棒状の粒子・分子懸濁液を塗布ことで高速,大量に分子・粒子が配向した機能性薄膜を形成する技術を開発する.これまでの研究で棒状会合体を含む液晶性色素や高分子液晶,繊維懸濁液などのせん断および平面伸張流動における配向過程について測定技術を構築し,液膜形成における配向過程を明らかにした.これらを踏まえて,本研究では分子・粒子配向状態にある薄い液膜の乾燥過程における配向秩序度の変化を詳細に調べ,配向状態の高い機能性薄膜形成に必要な条件を明らかにする.この目的のために乾燥状態における液膜の厚さおよび水分量の二次元的,時間的変化の測定,乾燥領域と液膜領域の画像からの認識などの計測技術の開発も行う.