Project/Area Number |
19H03902
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Tsuruga Nursing University |
Principal Investigator |
喜多 義邦 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (30147524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 保幸 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (20144371)
松井 健志 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 部長 (60431764)
門田 文 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (60546068)
高嶋 直敬 近畿大学, 医学部, 准教授 (80435883)
三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2019: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
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Keywords | コホート研究 / 分子遺伝学 / 悪性新生物 / 循環器疾患 / 生活習慣病 / 分子疫学 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、滋賀県高島市において1988年より継続している脳卒中および急性心筋梗塞等の高島循環器疾患発症登録研究から30年にわたるわが国の病型別脳卒中、急性心筋梗塞および突然死の発症率、重症度および生存率等の推移を明らかにする。またこの循環器疾患の発症率・重症度の推移に対する既知予知指標の寄与の定量的変化、さらに脳卒中、心筋梗塞を含む動脈硬化性疾患予知指標(脳性ナトリウム利尿ペプチド;BNP、高感度CRP、既知制御遺伝子群におけるメチル化等DNA修飾、ゲノムワイド関連解析による未知制御遺伝子群の探索など)の同定・定量を同地域で実施しているコホート研究「高島コホート研究」の成績を用いて検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、わが国の長期の循環器疾患の発症率等の推移を明らかにし、また循環器疾患の発症率・重症度の推移に対する既知予知指標の寄与の定量的変化、動脈硬化性疾患予測指標の同定・定量を同地域で実施しているコホート研究の成績を用いて明らかにする。具体的には1)循環器疾患の発症率の推移を明らかにする。2)コホート対象者に第2次調査を実施し、循環器疾患の既存リスク要因の変化を測定する。3)未知の動脈硬化指標を探索する。4)GWAS解析を行い、環境因子を考慮した循環器疾患発症および糖尿病発症に寄与する新たな遺伝子群の探索を試みる。5)循環器疾患の発症率の推移と循環器疾患危険因子の推移について関連性を検討する。 高島市における循環器疾患発症登録研究の実施から令和3年度までに出張採録により収集した循環器疾患の登録数(発症年次として1989年~2017年中期まで)は脳卒中3492例、急性心筋梗塞1628例であった。現在、本データの再発等に関するデータの精査等を行い、初発再発を明瞭に区分できるデータベースの構築をおこなっている。本データセットを用いて1990年から2010年までの脳卒中初発例の年齢調整罹患率の推移を解析したところ、1990年から2001年までは327/10万人であったのに対して、2002年から2010年までは206/10万人と減少し、その減少率は年平均3.7%であることを明らかにした。 また、同地域で実施しているコホート研究では、高島コホート研究における第2次ベースライン調査(5年後調査)を終了し、結果、第1次ベースライン調査7529名、5年後以降調査(第二次調査)終了者4550名(60.4%)を得た。令和3年度末までの第1次ベースライン調査対象者の追跡状況は、死亡1,412名、転出345,脳卒中発症94名、心筋梗塞発症46名、悪性新生物発症952名である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
理由 コホート研究のベースライン調査は現在終了しているが、循環器疾患および悪性新生物の発症を把握するために実施している医療機関への出張採録について新型コロナ感染症の流行により一部医療機関での採録を断続的にしか行うことができず、一定の期間を定めた登録データの整備を行うことができない状況にあった。現在もその状態は変わらないが引き続き調査を医療機関と調整しながら継続する。
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Strategy for Future Research Activity |
高島コホート研究の追跡対象者に対する5年後および10年後の繰り返し調査(健診部分)を予定通り実施することができた。また、出張採録に基づく疾病登録についてはやや遅れ気味ではあるが、生死の確認、死因、悪性新生物の発症については計画通りに進んでいる。この理由として、高島市との本研究実施に関する契約書の継続および関係医療機関との協力関係の維持、また、滋賀県保健所および地域がん登録担当部局との協力関係の維持によるものと考えている。今後もこれらの関係強化を図り、本研究を継続する。
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