Project/Area Number |
19H03919
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
斉藤 しのぶ 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (90292680)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河部 房子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (00251843)
中村 伸枝 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20282460)
阿部 幸恵 東京医科大学, 医学部, 教授 (20449218)
山岸 仁美 宮崎県立看護大学, 看護学部, 教授 (30185863)
藏元 恵里子 宮崎県立看護大学, 看護学部, 助教 (30765839)
柳田 俊彦 宮崎大学, 医学部, 教授 (60295227)
山本 利江 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70160926)
和住 淑子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (80282458)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥12,090,000 (Direct Cost: ¥9,300,000、Indirect Cost: ¥2,790,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Keywords | リアリティ / 看護基本技術 / シミュレーション教育 / VR開発 / 看護実践能力 / シミュレーション技術教育 / 映像教材 / バーチャルリアリティー |
Outline of Research at the Start |
看護基礎教育の第一義は、看護を実践する能力を育成することにある。看護実践能力は、対象が求める看護のニーズをキャッチし、応えることが基本である。本研究は、看護基礎教育にVR・映像・AI等最新技術を導入し、対象者の体験世界(リアリティ)を観念的に追体験することを学修の中で繰り返し体験することを通して看護実践能力を育成する教育システムを開発するものである。 本プロジェクトは、①VR・映像等最新技術を導入したシミュレーション教育環境の整備、②シミュレーションの効果の確認、③シミュレーション教育指導者の育成、④大学間でのコンソーシアム形成と情報発信の4段階で行い、看護基礎教育の質向上を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、看護のシミュレーション教育に人工知能(Artificial Intelligense <AI>)技術を導入し、看護学生が五感を用いて看護の対象者の体験世界(リアリティ)を観念的に追体験することをより効果的にし、対象者のリアリティを体感し、より現実的な看護過程展開の学修体験を蓄積することを通して看護実践能力の修得を促す教育システムを開発することを目的としている。 初年度は、これまでの教育実践、先行研究等から理論的前提を踏まえ、対象者のリアリティを体感して、より良い看護実践のためのシミュレーション場面、シナリオ作成すること、シミュレータ開発として、バーチャルリアリティー(VR)を体感できる機器の準備、VR開発、教育環境の整備の行程としていた。 シナリオ作成については、これまでの教材から適切な事例を精選し、目には見えない対象者の生命力をアセスメントするためのシナリオを作成した。また事例における対象者の体験世界を観念的に追体験する技術としてVRを導入することとした。VRにて示すには企業の技術提供が必要であったため技術提供の協力を受けて、対象者の生命力をアセスメントするVR教材の試作品を作成した。 これまでのシミュレーション教育の取り組みについて、研究分担者の所属する大学に見学に行き、技術教育内容の確認を行った。 VR作成の取り組みについて、国際学会にて発表予定としていたが、covid-19感染拡大により学会延期となり、発表はできていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
VR作成については、試作品完成に至ったため、研究の進捗としては予定の通りである。しかし、予算が限られており、当初研究の計画では、映像教材、複数のVRシチュエーションの作成を計画したが、計画通りに作成しようとすると予算オーバーとなるため、限定した状況に絞っての作成であった。 また、成果発表については、現状の教育実態を踏まえ、学会発表等計画していたが、covid-19感染拡大により、発表に至っていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
シミュレーション教育プログラム開発に向けて、シナリオのさらなる開発を進める。作成したVRのシチュエーションを踏まえ、複数の状況設定、患者の体験世界を表すVRの開発を推進するため、企業との連携をさらに進める。 学生の技術修得に関する実態を調査しまとめ、学会発表し、情報共有を進める。 また、看護基本技術の知識修得については、自己学習・グループ学習ができるよう教育システムにIT技術を活用したシステム構築にも取り組む。 次年度は、VRを活用した看護基本技術の演習を実施し、その効果を評価する基準を明らかにし、効果を確認する予定のため、これらの調査研究を分担者らと進める予定である。
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