Project/Area Number |
19J00130
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
柳岡 開地 東京大学, 教育学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 集団スクリプト / 自己制御 / 幼児 / 文化 / 満足遅延課題 / 習慣 / 文化比較 |
Outline of Research at the Start |
何度も経験することで学習される行為系列に関する知識をスクリプトと呼ぶ。幼児期では, スクリプトの獲得が行動制御の駆動を補助することが先行研究で示されている。しかし, こうした研究は, 着替えのように単独で遂行される個人スクリプトのみを扱ってきた。しかし, 幼児期にとっては集団内での学習がより大きな効果をもつ可能性が高い。そこで, 本研究では全員で挨拶をして食事をとるなど, 集団内で他者と一緒に集団スクリプトを獲得することの効果に着目した。具体的に, 場面間比較(食事場面とプレゼント場面), 日米比較, 最後に実験的介入を通して, 集団スクリプトが行動制御を補助するかを検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
何度も経験することで学習される行為系列に関する知識をスクリプトと呼ぶ。本研究では,全員で挨拶をして食事をとるなど, 集団内で他者と一緒に学習される集団スクリプトの獲得が幼児の行動制御を促進するか検討することを目的としていた。 本年度は、前年度までに得られたデータの積み重ねをもとに、Web調査と対面実験の2つの方向から研究を進めている。COVID-19の感染拡大の影響を探るなど社会情勢を踏まえた新たな試みも見られている。本年度の成果として特筆すべきは、本プロジェクトの中心となる実験を論文にまとめ、心理学系最高峰の雑誌の1つであるPsychological Scienceに掲載が決定していることである。世界で注目を集めているマシュマロテスト自体を問い直すきっかけとなるような研究であり、世界を先駆けてこうした成果をあげられたことは評価に値する また、これらの成果に加えて、本年度にはこれまでの研究をまとめた論文2編が採択されている。そのうち1編は、発達科学分野ではトップジャーナルの1つであるDevelopmental Scienceに掲載されており、学術的に今後影響力を持つ可能性が高い。さらに、論文執筆のみならず、著書の執筆や国内外における口頭発表を積極的に実施している。以上より、積極的な研究活動を通して、国内外の当該分野を発展させる働きをしたと言える。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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