Project/Area Number |
19J00971
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 57020:Oral pathobiological science-related
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
牛尾 綾 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | シェーグレン症候群 / マクロファージ / ケモカイン |
Outline of Research at the Start |
本研究は、自己免疫疾患の発症に関する自然免疫細胞の役割について検討することを目的としている。。特に、口腔乾燥症を主症状とするシェーグレン症候群の標的臓器のひとつである唾液腺のマクロファージに着目し、原発性SSモデルマウスを用いて未だ詳細な報告がなされていない臓器マクロファージのフェノタイプ、局在、機能等を解析することによって、新たな方向からのSS病態発症機序解明を目的とする。SS病態発症におけるマクロファージの役割を明らかにすることで、自然免疫系と獲得免疫系のクロストークを介した自己免疫疾患の新たな病因論を展開するとともに、新たな治療法の開発につながると期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、自己免疫疾患に関与する自然免疫細胞の役割について検討することを目的としている。 本研究では自己免疫疾患の中でも特に、唾液分泌障害により口腔領域に様々な不快症状を引き起こすシェーグレン症候群に着目し、その標的臓器に存在する自然免疫細胞について疾患モデルマウスを使用し研究を行ってきた。自然免疫細胞には樹状細胞・マクロファージ・自然リンパ球などが挙げられるが、主な標的臓器の一つである唾液腺の組織懸濁液のフローサイトメトリック解析ではマクロファージの割合が最も多くなっていたことから、マクロファージに焦点を絞り解析を行った。申請者は本研究課題準備期間中に唾液腺では表現型の異なる少なくとも2種類のマクロファージが存在し、特に組織常在型マクロファージの産生するケモカインのひとつであるCCL22がシェーグレン症候群の病態に関わることを明らかにしている。今年度はこれまでの研究成果を日本病理学会及び歯科基礎医学会で発表するとともに、他の自己免疫疾患におけるCCL22の役割と比較・検討した。 前述のとおりシェーグレン症候群は主に外分泌腺を標的とする臓器特異的な自己免疫疾患であるが、患者の約3割は全身臓器に様々な病態(腺外病変)を引き起こす全身性自己免疫疾患としての側面を有する。患者の線外病変は非常に多彩であることから、腺外病変の把握は患者の予後予測に重要である。その中でも特に間質性肺炎を合併する割合が多いことが知られている。本研究で使用しているモデルマウス肺においてもヒト間質性肺炎の組織像に類似するリンパ球の集簇像が観察される。今年度は本モデルマウスの肺病変に関与するマクロファージの解析にも着手することができ、その成果を日本免疫学会で発表した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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