Project/Area Number |
19J01099
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小崎 恵生 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 座位行動 / 身体活動 / 腎機能 / リン代謝 / 加齢 / 慢性腎臓病 |
Outline of Research at the Start |
高齢化の進むわが国において、加齢に伴う腎臓の変化を最小限に留めて慢性腎臓病の発症を予防することは公衆衛生学的に極めて重要である。その一方で、近年の技術革新に伴って日常生活全般において座位行動が急速に蔓延し始めており、特に中高齢者では、少なくとも覚醒時間の約6割以上を座位行動が占めていることが明らかにされている。そこで本研究では、「座り過ぎの中高齢者は、骨吸収の促進とネフロン数の減少によってリン代謝動態が悪化し、腎臓の老化が加速している」と仮説をたて、中高齢者の座位行動が腎臓の老化を加速する因子(腎老化加速因子)に及ぼす影響をリン代謝動態に着目して明らかにすることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
高齢化の進むわが国において、加齢に伴う腎臓の変化を最小限に留めて慢性腎臓病の発症および重症化を予防することは極めて重要な課題である。これに対して、近年の基礎医学研究の知見から「リンが腎臓の老化を加速させる」という概念が新たに提唱され、生体のリン代謝動態を正常に維持することが腎臓の老化を減速するためには重要であると考えられ始めている。その一方で、近年の技術革新に伴って日常生活全般において座位行動が急速に蔓延し始めており、特に中高齢者では、少なくとも覚醒時間の約6割以上を座位行動で占めていることが明らかにされている。こうした長時間の座位行動は、骨密度の低下(骨吸収の促進)とも関連することも明らかにされている。このことから、座り過ぎの中高齢者は骨吸収の促進に伴う持続的なリンの血中流出と加齢に伴うネフロン数の減少により生体のリン代謝動態が悪化し、腎臓の老化が加速している可能性が考えられる。しかし、これまでに中高齢者の座位行動がリン代謝動態と腎臓に及ぼす影響は明らかにされていない。そこで本研究では、中高齢者の座位行動がリン代謝動態と腎臓に及ぼす影響を検証し、座り過ぎが腎臓の老化を加速させるか否かとその機序を一部明らかにすることを目的とした。 本年度の研究では、地域在住の中高齢者における座位行動とリン代謝動態関連指標および腎老化関連指標などの関連性を明らかにすることを目的とした分析的観察研究を継続した。当初の研究実施計画の通り、地域広報紙の広告によって参加者を募集し、適格基準に応じて約300名の研究対象者を選定した。横断的な検討の結果、日常生活中で座位時間が長い中高齢者や保存期慢性腎臓病患者では、座位時間が短い対象者と比べて、一部のリン代謝動態関連指標(リン利尿ホルモンなど)が高値を示し、反対に腎機能は低値を示すことが明らかになった。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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