熟達した運動パフォーマンスの基盤となる神経機構の解明
Project/Area Number |
19J01997
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
|
Research Institution | Dokkyo Medical University (2020) Fukushima Medical University (2019) |
Principal Investigator |
瀬戸川 将 獨協医科大学, 医学部, 助教
|
Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
|
Budget Amount *help |
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
|
Keywords | 運動スキル / 習慣形成 / 行動選択 / 運動学習 / スポーツ科学 |
Outline of Research at the Start |
卓越したスポーツ選手は長年の鍛錬によって獲得した素早い状況判断や自動化された動作の実行を可能にする。このように十分に学習した行動の実行は、脳機能イメージング研究の結果から、複数の脳領域による同時並列的な情報処理が関与していると考えられているが、これらの情報が脳内にてどのように処理・統合されるかに関しては多くの不明な点を残している。本研究では、薬理学、解剖学、電気生理学的手法を用いて学習後の適切な行動実行を可能にする脳内情報処理機構を解明する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
卓越したスポーツ選手は長年の鍛錬によって獲得した素早い状況判断や自動化された動作の実行を可能にする。このように十分に学習した行動の実行は、脳機能イメージング研究の結果から、複数の脳領域による同時並列的な情報処理が関与していると考えられているが、これらの情報が脳内にてどのように処理されるかに関しては多くの不明な点を残している。本研究では、薬理学、解剖学、電気生理学的手法を用いて学習後の適切な行動実行を可能にする脳内情報処理機構を解明する。現在、聴覚弁別課題により得られたデータの行動解析を終了し、神経活動の記録電極を設置した全ての個体が平均11日間で学習の基準に到達することを確認した。また、正答率以外の行動学的指標(反応時間、オミッション率、行動選択の偏り)は、これまでの実験結果と類似した結果であり、頭部への慢性埋込電極の設置による行動への影響は観察されなかった。記録実験終了後は、記録部位を免疫組織化学染色により同定した。また神経活動の解析は、初年度に行った予備実験にて線条体の前方より記録された神経活動データの解析の1次解析を終了し、現在は2次解析を進めている。聴覚弁別課題獲得中のイベントに応答するニューロンの解析を実施した結果、線条体前方部では音信号、レバー押し直前、報酬獲得後に有意に発火頻度が増加・減少するニューロンを確認した。今後は、課題習熟後の線条体の細胞外神経活動記録の解析を進める予定である。
|
Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(5 results)