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ユビキチンリガーゼFbxw7のミエリン形成調節機構の解明と脱髄疾患への治療応用

Research Project

Project/Area Number 19J10033
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Review Section Basic Section 48040:Medical biochemistry-related
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

中山 省悟  九州大学, 医学系学府, 特別研究員(DC2)

Project Period (FY) 2019-04-25 – 2021-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2020)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsタンパク分解 / ユビキチン / ミエリン
Outline of Research at the Start

多発性硬化症の発症原因としては自己免疫疾患説が有力であり、治療には免疫抑制剤等が利用されている。しかし、直接病気の原因を取り除くような治療法は確立されていない。私はこれまでの研究で、特定の分子群が多発性硬化症の発症原因と深い関連があることを突き止めた。そこで、その分子群の機能を操作することで、多発性硬化症の治療に結び付くのではないかと考えている。将来的には、従来の治療と本法を併用することで、より効果的な治療法となることを期待している。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、中枢神経系におけるミエリン形成のマスター転写制御因子であるMyRFの分解制御機構を解明し、本経路を軸に脱髄疾患の治療への応用を目指すものである。
当研究室では、MyRFのユビキチン依存性分解に、ユビキチンリガーゼFbxw7が関与していることを、質量分析計を用いた研究で発見した。これまでにこのFbxw7-MyRF経路が確かなものであるかどうか、組織学的な実験や生化学的な実験を使って明らかにしてきた。昨年度より引き続き行った研究と、新たに作製したマウスや細胞を用いた実験により、おおむね計画通りに研究が進行した。脱髄疾患への治療応用へ向けた研究については、共同研究により開発してきたFbxw7阻害剤の作製がやや難航していたものの、先行して開発を進めていたFbxw7阻害剤の評価系により、得られた阻害剤候補の評価を進めている。また、併せて進めていたこれらの阻害剤を応用していく準備も順調に進行しているため、今後は速やかに研究を遂行していける予定である。
また、本研究において着目しているFbxw7は、MyRF以外にも様々な基質をユビキチン化し、分解に導いていることが明らかとなっている。これらを包括的に理解し、全体像を把握することは、Fbxw7をターゲットとした脱髄疾患への治療を試みるうえで非常に重要なことである。そこで、当初の計画にはなかったが、Fbxw7やその関連分子のノックアウト細胞等を用い、主に次世代シーケンサーを用いたRNA-seq解析をはじめとしたトランスクリプトーム解析、ゲノム解析等を行った。これらを通じ、生体内におけるFbxw7を中心としたさまざまな分子の制御機構と、その意義について広く解析している。

Research Progress Status

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

Report

(2 results)
  • 2020 Annual Research Report
  • 2019 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Loss of Fbxw7 impairs development of and induces heterogeneous tumor formation in the mouse mammary gland2020

    • Author(s)
      Onoyama Ichiro、Nakayama Shogo、Shimizu Hideyuki、Nakayama Keiichi I.
    • Journal Title

      Cancer Research

      Volume: 80 Issue: 24 Pages: 5515-5530

    • DOI

      10.1158/0008-5472.can-20-0271

    • Related Report
      2020 Annual Research Report
    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2019-05-29   Modified: 2024-03-26  

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