In vivo patch clamp analysis of diabetic cystopathy for treatment
Project/Area Number |
19J11791
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
中川 達貴 金沢大学, 医学系, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 排尿 / 脊髄 / 糖尿病 / 下部尿路 / 排尿障害 |
Outline of Research at the Start |
近年、我が国における糖尿病患者数は約316万人を超え、その約8割が排尿障害を合併している。しかし、糖尿病性排尿障害の発症メカニズムについては正常時の排尿制御機構が十分に明らかでないため、糖尿病性排尿障害の原因解明が立ち遅れている。そのため、糖尿病性排尿障害に対する有用な治療法が確立されていない。本研究ではまずin vivo パッチクランプ記録を用いて正常動物における排尿に関わる脊髄制御機構を明らかする。そして、糖尿病モデル動物を用いて同定した脊髄制御機構の異常を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、日本においては糖尿病に伴う排尿障害が問題視されている。糖尿性排尿障害の患者数は、糖尿病患者数の8割に及んでいる。この糖尿病性排尿障害は、糖尿病性神経障害による末梢神経の伝達障害によることがこれまでに知られている。しかし、どのような末梢神経回路が障害されるのかは不明な点が多く、障害される回路の究明と新規治療薬・治療法の開発は急務であった。昨年度は自身で確立してきた、排尿時における下部尿路系からの脊髄後角ニューロンの神経活動記録法を用いて、脊髄後角において、排尿時に発火するニューロンと、膀胱の内圧の上昇とともに発火するニューロンを見いだし、膀胱内圧の変化との関連を丁寧に解析することで、前者を尿道からの感覚情報を受容するニューロン、後者を膀胱からの感覚情報を受容するニューロンであることを明らかにした。 本年度は、排尿障害を引き起こす糖尿病モデルラットにおいてこれらの脊髄ニューロンを記録した。その結果、糖尿病モデルラットにおいては、膀胱からの感覚情報を受容するニューロンの数の割合には変化がみられないものの尿道からの感覚情報を受容するニューロンの数の割合が減少していることを明らかにした。加えて、糖尿病に伴う排尿障害に効果のある薬剤TAC-302を投薬すると、減少していた尿道からの感覚情報を受容するニューロンの数の割合が回復した。本研究は、糖尿病モデルラットにおいて尿道からの感覚情報を受容する脊髄内ニューロンが特異的に減少していることを初めて明らかにしたもので、糖尿病性排尿障害の病態解明、治療法の開発につながる基本的で重要な所見と考えられる。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)