In vitro derivation of germ cells from common marmoset pluripotent stem cells
Project/Area Number |
19J12871
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 44020:Developmental biology-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
吉松 祥 慶應義塾大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | マーモセット / 生殖細胞 / ES細胞 / iPS細胞 / 遺伝子改変 |
Outline of Research at the Start |
生殖細胞は次世代に遺伝情報を伝達する唯一の細胞種であり、生物進化や個体再生を担う重要な細胞系譜である。また、不妊など生殖に関わる要因は社会的に大きな問題を孕み、ヒト生殖関連の病因病態の解明に繋がる研究推進が求められている。近年、マウスの多能性幹細胞から誘導した生殖細胞をもとに配偶子を作出する技術が開発されたことは、「多能性幹細胞から配偶子を作る」という革新的な研究開発の道を拓いた。 本研究は、小型霊長類マーモセットの多能性幹細胞から配偶子形成に繋がる生殖細胞を誘導する培養系の確立を目的とし、最終的にヒトでは倫理的に不可能である霊長類における正常産子形性能という機能的検証を行うことを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、これまでの研究成果に関しての論文投稿及び、実験系の確立を行なった。まず、マーモセットES細胞における高効率遺伝子改変による生殖細胞特異的レポーターの導入に関しての論文発表を行なった(Yoshimatsu and Sone et al., PLOS One 2019; Yoshimatsu et al., Stem Cell Res 2020)ほか、マーモセットからのTransgene非依存性iPS細胞の作出に関しても論文投稿を行なった(Nakajima and Yoshimatsu et al., BBRC 2019; Yoshimatsu et al., submitted)。
以上のように作製した生殖細胞特異的レポーター導入ES/iPS細胞を用いて、始原生殖細胞(PGC)において特異的に発現する転写因子を薬剤誘導性に強制発現させることによって、分化10日目にFACSによってレポーター及びマーカー陽性細胞を分取することに成功した。これらの細胞はヒトやマウスで報告されているPGC特異的な遺伝子発現パターンを示すことから、本課題における第1の目標(PGC誘導系の構築)は達成された(Yoshimatsu et al., submitted)。
今後は、分化誘導した細胞のMethylome解析を行うほか、本研究で得られたマーモセットPGC様細胞のTranscriptomeデータから他種(ヒト、マカクザル、マウス)PGCとの種差に関しての考察を行う予定である。さらに、最終的な機能的配偶子の誘導に向けた条件検討を引き続き進めていく。具体的には、PGC様細胞からの精子幹細胞(SSC)の誘導、および卵巣構造の再構築に向けた実験系の確立を目指す。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)