Project/Area Number |
19J14452
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 31010:Nuclear engineering-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中田 直樹 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2020: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | イクロ波SQUIDマルチプレクサ / 超伝導転移端センサ / 単一光子分光イメージング / 可視光用超伝導転移端センサ / マイクロ波SQUIDマルチプレクサ / リアルタイム信号処理 / FPGA / システム構築 |
Outline of Research at the Start |
蛍光色素によるバイオイメージングでは、細胞内の物質代謝や生命活動等、細胞の情報を光子として取得する。しかし既存のイメージング技術では、検出器の感度による制限が問題となっている。そこで光検出器の中でも最も感度が高い検出器の一つである可視光用超伝導転移端センサ(TES)を用いたバイオイメージングの実現を目指す。そのためには多素子のTESから同時に信号を読み出す必要があり、本研究ではマイクロ波SQUID マルチプレクサという多重化読出し手法について設計・開発を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度、マイクロ波SQUIDマルチプレクサ(Microwave-SQUID multiplexer: MW-Mux)を用いた単素子の超伝導転移端センサ(Transition Edge Sensor: TES)からの信号読出しに成功したため、今年度は4素子同時読出し試験を行った。 この研究成果では、複数素子の可視光用TESから信号を多重化して読み出すことに世界で初めて成功した。可視光用TESはγ線やX線を測定対象とするTESよりも100倍以上速く応答するため、既存の信号多重化方法では多重化が不可能だと考えられていた。しかしながら、昨年度の単素子読出し時に発見した、従来のMW-Muxでは必須であったFlux-Ramp Modulationを用いない手法を複数素子読出しにも同様に適用することで、同時に3素子の可視光用TESから信号を読み出すことに成功した(図1)。また信号が得られた3素子の内、2素子については光子数識別が可能であり、クロストークも発生していないことが確認できた(図2)。このことからMW-Muxによる光TESの信号多重化読み出しを達成したと言える。 一方で光子数スペクトルが得られなかった素子について、MW-Muxの原理的に発生する4種類のクロストークの考察を行ったところ、いずれの要素においても問題が無いことが判明した。従って、この素子が測定できなかった原因についてはMW-Mux以外のところにあり、今後さらなる多素子化を進めるためにはその原因について究明が必要であると言える。 なお、本研究成果についてはApplied Superconductivity Conference 2020及び、第81回応用物理学会秋季学術講演会にて発表を行った。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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